春は、生活環境が変わる方も多い時期。ちょっとストレスを感じるな…と思ったら、睡眠の際にハーブを取り入れてみませんか? 今回は、ハーバルライフコーディネーターの堀久恵さんに、安眠作用を促すラベンダーピロー(枕)の作り方をご紹介していただきます。ベッドの中でほんのり香る優しいラベンダーを感じながら深呼吸していると、いつの間にか眠りに落ちていた…という体験ができるのも、天然植物だからこそ。植物のある暮らしを上手に楽しむコツをお伝えします。

Print Friendly, PDF & Email

ラベンダーの香りの作用は?

ラベンダーの香りの作用は?

ラベンダーのすがすがしい香りの正体は、“酢酸リナリル”と“リナロール”という芳香成分で、不安や緊張・イライラを鎮める鎮静作用があります。精神的な疲労を感じたり、ストレスからくる胃のトラブルや偏頭痛があるときにオススメのハーブです。特に、夜就寝前に嗅ぐことで、ゆったりとした気持ちで眠りにつくことができるので、質の高い睡眠につながるでしょう。

どうしてラベンダーの香りはリラックスするの?

ラベンダーのすがすがしい香りの正体は、“酢酸リナリル”と“リナロール”という芳香成分で、不安や緊張・イライラを鎮める鎮静作用があります。精神的な疲労を感じたり、ストレスからくる胃のトラブルや偏頭痛があるときにオススメのハーブです。特に、夜就寝前に嗅ぐことで、ゆったりとした気持ちで眠りにつくことができるので、質の高い睡眠につながるでしょう。 大見出し2:どうしてラベンダーの香りはリラックスするの?

“ラベンダーの香りをかぐとリラックスする”と感じる仕組みをご紹介します。

鼻からラベンダーの香りを吸い込むと、ラベンダーの持つ鎮静作用は、電気信号となって瞬時に脳に届きます。そのスピードは、わずか0.2秒で、痛みが伝わるスピードよりも速いといわれています。そして、香りの刺激が伝えられる脳の部分と、快不快を感じる部分がとても近いため、香りによって人の気分が左右されることが分かっています。そのため、イライラしていたけれど、いつの間にか気持ちがリラックスできていたり、やる気が出なかったのにスッキリした気持ちになったり…と、心に働きかける作用が期待できるのです。

これが、香りのある植物(ハーブ)最大の特徴で、ハーブに癒し効果があるといわれる一つの理由です。

ハーブのある暮らし「ガーデンセラピー」を始めよう

ハーブのある暮らし「ガーデンセラピー」を始めよう

ハーブや季節の植物を育て、収穫を楽しむ…そんな植物のある暮らしを通じて、心身の健康を維持促進しようという活動を「ガーデンセラピー」と呼んでいます。

ガーデンセラピーというと、庭で作業をするイメージがあるかもしれませんが、植物を育てることだけではなく、むしろ、育てた植物を生活にもっと生かすことや、ハーブを体内に取り入れることで、セラピー効果は高まります。

特にハーブは、飲んだり食べたり、生活の中で使える手作りアイテムに加工したりと、幅広く楽しめるのが最大の魅力です。どうしたらいいのか分からない、なんとなく難しそう、ハードルが高そうと思われがちですが、今回のラベンダーピロー作りで、もっと身近に感じていただけたら嬉しいです。

ラベンダーピローの作り方

ドライのラベンダーを使って簡単に作れるクラフトアイテム「ラベンダーピロー」は、枕と枕カバーの間にはさんで使う、薄くて小さいハーブ枕…というイメージです。

<材料>

※仕上りサイズ 縦10cm×横30cm

○お好きな布 縦28cm×横32cm

〇ハーブ:ドライラベンダー 15g
※ハーブ専門店やインターネット通販で購入可能

〇だし袋やお茶袋 3枚

<作り方>

1. 計量したドライラベンダーを、だし袋3つほどに分けて、詰める

この時、ラベンダーがボロボロと出てきてしまうので、ホチキスなどで口を数か所とめておくとよいでしょう。

2. 布の上下に1cm程度の縫いしろを縫う

ラベンダーピローの作り方

3. 中表にしてラベンダーの袋が入る幅を取って、上下を重ね合わせ、両脇を縫う

3、 中表にしてラベンダーの袋が入る幅を取って、上下を重ね合わせ、両脇を縫います

4. 表に返し、縫った袋の中にラベンダーを入れた袋を3つ並べ入れて、完成

表に返し、縫った袋の中にラベンダーを入れた袋を3つ並べ入れて、完成

カバーは汚れたら洗って繰り返し使ってください。また、ハーブの厚みが気になる場合には、ハーブの量をお好みで調整してください。

安眠するためのコツは“心地がいい香りであること”

ハーブの有効成分である“香り“は、空気に触れることで、揮発します。形がなくなるものではありませんが、香りが感じられなくなったら交換しましょう。目安は2カ月程度です。

また、今回はラベンダーで作りましたが、ペパーミント、カモミール、レモングラス、ローズなどにも気持ちを落ち着かせる鎮静作用がありますので、その時の気分でハーブを替えてみるのもオススメです。

安眠するためのコツは、「心地よい香りであること」。好きな香りじゃないけど、我慢して嗅いでみよう…と思うよりも、いい香りだなと感じるハーブを選ぶことが大切です。

鎮静作用があるハーブを参考に、その日、その時に心地よいと感じる香りを楽しんでくださいね。

<注意点>

自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。また、ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方も医師にご相談ください。

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

Print Friendly, PDF & Email