数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。ガーデナーや育種家、ナーセリーなど、植物の達人たちへの取材を元に編集部がセレクトした植えどき・買い時・咲き時のオススメ植物をご紹介します。今回は秋に鮮やかに咲く「セージ」をピックアップ。

Print Friendly, PDF & Email

冬へ向かって、次第に庭の彩りが寂しくなっていく頃に、貴重な花色を提供してくれるのがサルビアです。サルビアは中南米を中心に、世界に900種以上の種類があります。そのなかで、「短日性(たんじつせい)」と呼ばれる性質を持つものが、秋に開花する種類。短日性とは、一日の日の長さが一定時間より短くならないと花芽をつけない植物の性質のことで、アサガオやコスモス、キクなども同様の性質を持っています。サルビアは品種によってその性質が異なり、春から秋にかけて咲くものと、夏から秋にかけて咲くもの、また気温さえあれば一年を通してよく咲くものとがあります。秋の庭を彩ってくれる短日性のサルビアをご紹介します。

 

サルビア・エレガンス(赤花)/英名でパイナップルセージとも呼ばれています。鮮やかな赤い花と、パイナップルのような甘い香りのする葉が人気です。葉色が黄金色の‘ゴールデン・デリシャス’という品種もあります。短日性・草丈100~150cm

 

サルビア・レウカンサ(紫花)/英名でメキシカンブッシュセージ、アメジストセージとも呼ばれています。紫色の花はビロードのような質感。短日性・草丈100~150cm

 

サルビア・マデレンシス‘イエロー・マジェスティ’/黄色の花は繊細な雰囲気。夕日に照らし出される群花は、輝くような美しさ。短日性・草丈100~150cm

 

サルビア・インディゴスパイヤーズ/英名ラベンダーセージ。5〜11、12月頃まで繰り返し咲き続けます。途中、切り戻してもすぐ花芽が上がってくるので、切り戻して整えながら育てます。草丈100cm前後

 

サルビア・ミクロフィラ/英名チェリーセージ。5〜11、12月頃まで繰り返し咲き続けます。気温や日当たりの具合によってピンク色の濃淡が変化する様子も楽しめます。草丈100cm前後

 

料理や薬用に使われるセージもサルビアの仲間で、学名はサルビア・オフィキナリスといいます。ただしこちらの種類は春に開花し、秋には花は咲きません。葉はハーブティーや肉料理に使われます。セージは強い抗菌力、抗ウィルス作用を持っており、セージティーは、うがい液としても用いられます。強い作用があるため、妊娠中の人や持病のある人、子どもは飲用を避けましょう。

Photo/ 1)sasimoto/ 4)Ksu Shachmeister/ 5)aniana/ 6)pippa west/Ievgeniia Maslovska/ Shutterstock.com

Print Friendly, PDF & Email