暖かい日が増えてきたのは嬉しい反面、花粉症のつらい症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか? 花粉症に限らず、アレルギーをお持ちの方にオススメのハーブが“ネトル”。あまり聞き慣れない名前かもしれませんが、ネトルは血液トラブル系に効果があるとされるハーブ。また、ヒスタミンを含むため、ぜんそくや花粉症などの症状緩和に役立ちます。今回は、ネトルの効能や、おいしく飲めるハーブティーブレンドレシピをご紹介します。

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おうちでできる「ガーデンセラピー」のすすめ

おうちでできる「ガーデンセラピー」のすすめ

季節の花を見ていると癒されたり、森の中で深呼吸すると気持ちがいいと感じたりした経験は、どなたにもあるのではないでしょうか? それをどこか遠くに出かけて感じるのではなく、一番身近にある自宅で日々感じることができたら、ストレスと上手に付き合いながら、心と体を健やかに保つことができます。さらに生活の質の向上にも繋がり、毎日の暮らしが今よりちょっとだけ、ハッピーになるかもしれません。

このような植物のもつ作用を活用した療法を、「ガーデンセラピー」と呼んでいます。

“ガーデン”とありますが、広い庭は不要ですし、庭がなくてもできることがたくさんあります。その中の一つがハーブティーを飲むこと。ハーブの持つさまざまな身体に嬉しい作用を、体内に取り入れることで、おいしく飲みながら、健康促進に役立てることができるのです。

ハーブにはたくさんの種類がありますが、それぞれ持っている成分によって、効能が違います。免疫力を上げてくれるもの、消化を促進するものなど、それぞれに得意なことがあり、これを組み合わせて体内に取り込むことで、日々起きるちょっとした心身のトラブルに対応することが可能です。疲れたからちょっとハーブティーでリラックスしたい、といった時もいいですが、体質改善や、病院に行くまでもない、ちょっとした不調をケアしたい場合にもオススメですよ。

血液のトラブルやアレルギー症状には「ネトル」

今回は、たくさんあるハーブの中から、「ネトル」をご紹介!

血液のトラブルや花粉症には「ネトル」

ネトルはイラクサ科の多年草。ビタミンや鉄分、カルシウムなど、体に必要な栄養成分を豊富に含み、血液のトラブル改善に向くハーブです。血液を作る・きれいにすることが得意で、血管壁を強化するフラボノイドを含み、血液をサラサラにする効果も期待できます。さらに、女性特有の生理の出血量をコントロールする作用や、血流を刺激し、毛細血管まで血液を巡らせる作用も。また、ヒスタミンを含んでいるため、ぜんそくなどのアレルギー症状や花粉症による症状緩和にも役立つハーブです。

ネトルの日本名は、西洋刺草(セイヨウイラクサ)。細かいとげがあるハーブで、触るとかゆくなったりするため、栽培の難易度は高いでしょう。日々ハーブティーとして飲む場合には、乾燥したハーブティー用のものを購入してくださいね。

気になるネトルの味は…?

薬効効果の高いネトルをハーブティーに

薬効効果の高いネトルですが、ハーブティーにすると写真のようなコハク色になります。そして、どんな味がするかというと…緑茶に似ていて、青いしっかりとした草の香りがします。単品で飲んでも飲めなくはないですが、残念ながら「おいしい!」というトキメキはないかもしれません。

ハーブティーにするときは、他のハーブとブレンドするのがオススメです。ブレンドすることで、飲みにくいハーブは飲みやすく、おいしくなり、なおかつ摂りたい薬効成分はしっかり摂れるという、一石二鳥の作用をもたらしてくれるんですよ。

ネトルと相性のいいハーブは? ハーブティーブレンドレシピ

ブレンドというと、途端に難しく聞こえますが、コツは「自分が好きな味のハーブと混ぜること」。レモングラスが好きな方はレモングラス+ネトル、ペパーミントが好きな方はペパーミント+ネトル、といったように、1:1、または、2:1でブレンドしてみましょう。

ネトルと相性のいいハーブは? ハーブティーブレンドレシピ

アレルギー症状が出て、喉が痛い…というときに私がよく飲むのは、ネトル+カモミール。

カモミールには気管支の炎症を抑えてくれる消炎作用もあるので、1杯のお茶で一緒に摂れると嬉しいですよね。そして、味も格段においしくなります。割合は、お好みで変えてみてくださいね。

体質改善のためには続けて飲むことがポイント

血をきれいにしたい、貧血予防に役立てたい、アレルギー症状を緩和したい…そんな希望がある場合には、1日2~3杯飲むことを、まずは1カ月続けてみてください。ハーブは薬ではないので、即効性はありません。ですが、飲み続けることで、じわじわと自然のチカラを体内に取り込むことができます。そのためにも、おいしいハーブティーを楽しみながら摂取することが大切。

ハーブティーのおいしい入れ方の基本は、こちらの記事を参考にしてみてください。

「おいしいハーブティーの入れ方をマスターしよう!」

<注意点>

自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。また、ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

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Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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