ハーブは、ラテン語で「草」を意味する「Herba(ヘルバ)」に由来した、生活に役立つ香りのある植物の総称です。ハーブを体内に取り入れることは、美容や健康にも役立ち、心身の健康を維持してくれます。そんなハーブを手軽に暮らしに取り入れるには、ハーブティーとして飲むのがオススメ。今回は、安眠を導く効果のあるカモミールを使ったハーブティーブレンドレシピをご紹介します。

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眠りのお悩み、ありませんか?

眠りのお悩みにはハーブティーがおすすめ

「眠りたいのに、眠れない…」

睡眠についてのお悩みは、私のところにもよく届きます。眠ることは、体と心を休め、免疫力を高め、健康な生活ができるようにチューニングするための大切な作業です。よく眠るためには、身体をしっかり温めたり、カフェインの摂取を控えたり、また、不規則な生活を避けるなど、まずは、生活スタイルを見直すことから始めましょう。併せて、気持ちのスイッチを、張り詰めた状態からゆったりした状態に切り替えるために、ハーブティーを活用してみては?

ハーブには、リラックス作用があります。ハーブティーを入れ、香りを吸い込むことで、鼻から微量の精油成分が吸収されて、脳に信号となって届き、リラックスのスイッチが押される仕組みになっています。さらに、ティーとしてお湯に溶け出した水溶性の成分は、消化管から吸収され、体内のサビを除去したり、ビタミンやミネラルなどの栄養素の補給もしてくれたりと、肉体面にも働きかけます。

心と体に働きかけるハーブだからこそ、気をつけたいこと

心と体に働きかけるハーブだからこそ、気を付けたいこともあります

ちょっとした不調を改善したり、栄養素の補給やアンチエイジングに…とハーブのチカラは無限大なのですが、心身への作用がある分、使う際には、守っていただきたいいくつかのルールがあります。

〇使いたいハーブの注意点を必ず確認する

妊娠中の方、持病や治療中の病気がある方、薬を飲んでいる方、12歳以下のお子様は、ハーブによって、使用を控えるべきもの、使用してはいけないものなど制限があります。

例えば、ハーブの中には通経作用といって、月経を促す作用を持ったものがあります。生理痛に悩む方には有効ですが、妊娠中の方には適しません。

使用する前に、自分に適しているハーブなのかどうかを、ハーブの本やインターネットなどで必ず確認をしたうえで、ハーブティーの摂取を始めましょう。

〇ハーブティーはあくまでも健康補助のために摂る

ハーブのチカラはとても緩やかです。続けていけば、体質改善にも繋がりますが、即効性はありません。病気を治す目的ではなく、「お医者さんに行くほどではないけれど、なんとなく体調が悪いし、寝つきも悪い気がする…」といった軽い不調をサポートする目的で、ご利用ください。健康状態が気になる方は専門の医師に相談することが大事です。

安眠のハーブ「カモミール」

安眠のハーブといえば、カモミール。特にヨーロッパでは、はるか昔から安眠のためにカモミールを飲む習慣がありました。

安眠のハーブといえばカモミール

カモミールと一口にいっても、実は種類が多くありますが、ハーブティーとして流通しているのは、“ジャーマンカモミール”と“ローマンカモミール”。入手しやすいのは、ジャーマンカモミールです。

不安・不眠に悩んでいる時に、気持ちを落ち着かせる鎮静作用に優れ、また、ストレスから吐き気がある場合や、食欲がない時、逆に食べすぎてしまう時にもオススメのハーブ。リンゴのような甘い香りで、ハーブの中でも穏やかな作用を持ち、お子様にも安心して飲んでもらえるハーブでもあります。

*キク科のアレルギーがある方はご注意ください。

安眠のためのハーブティーブレンドを作ろう

今回はカモミールをメインにして、安眠のためのハーブティーブレンドを作ってみましょう。

安眠のためのハーブティーブレンドを作ろう

<ブレンドレシピ>

カモミール 10g

エルダーフラワー 5g

レモングラス 5g

ハーブティーはカモミールだけ、レモングラスだけ、と単品で飲むより、いくつかの種類をブレンドするほうが、身体にいろいろな成分が取り込めるだけでなく、相乗効果でおいしいハーブティーになるのです。今回もカモミールだけではなく、エルダーフラワーとレモングラスをブレンドして、おいしく飲めるようにしてみました。

※3種類用意するのが難しい場合には、カモミールだけでも構いません

寝る1時間ほど前を目安に飲んでみてくださいね。ハーブはカフェインを含んでいませんので、寝る前に飲んでも目が冴える作用はありません。

マグカップなどに注いだら、カップを手で包み、鼻を近づけ、まずは香りを鼻から吸いこんでみてください。目には見えませんが、リラックス成分が飛んでいますよ。鼻から吸いこみ脳に伝わるルートと、体内に入り消化管から吸収されるルート…、両方からリラックス成分が体に染み渡るようなイメージをしながら、就寝前のゆったりハーブティータイムを楽しんでくださいね。

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Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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