シャクナゲ、アザレアの品種コレクション数が日本一の「新潟県立植物園」。温室の規模も大きく充実しており、四季を通して訪れるリピーターも多く、入場者数は毎年約23万人を誇ります。バラやアザレア、ツバキ、マツなど植物の種類に特化したガーデニング講習会が充実するほか、多彩なイベントも開催。週末限定カフェも併設しており、バリスタが丁寧にドリップするコーヒーは絶品です!

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花卉生産が盛んな地域ならではの
品種コレクションが多彩な植物園

「新潟県立植物園」は、1998年8〜10月に開催された「全国都市緑化フェア にいがた緑のものがたり」の新津会場跡地に再整備されてオープンした、総合植物園です。新潟市秋葉区は、国内でも有数の花卉生産地で、また新潟県は約3,000種類の植物が自生する豊かな自然を誇る土地。「新潟県立植物園」ではそれらの特徴を生かした展示を行っています。

敷地面積は19.8ヘクタールで、大人の足で巡って1.5時間くらい。園内全体で約4,000種11万株もの植物が息づいています。3棟の観賞温室を持つほか、「シャクナゲ園」「ツツジ園」「さくらの山」「宿根草花壇」「ハーブ園」「にいがた植物園」「シーボルト園」など、エリアによってテーマをもたせた植栽が見られます。特にシャクナゲとアザレアは日本一のコレクションを誇っており、開花期には多くの人が訪れます。

四季を通して開花リレーがつながれ、いつ訪れても何かしらの花見が楽しめる「新潟県立植物園」は、2018年12月1日に開園20周年という節目を迎えました。メモリアル記念として、イベントが目白押し。「にいがたの花展」と題し、新潟県が誇る植物を紹介する3部作シリーズ企画展の「アザレア展」「チューリップ展」「シャクナゲ・ツツジ展」のほか、3月にはラストを飾る「サンクスフェスタ」を開催。この春は、ハタチになった「新潟県立植物園」のお祝いに、ぜひ駆けつけてはいかがでしょうか。

4,000種11万株の植物が集められた植物園
開花リレーによって、いつ訪れても爛漫の景色

新潟県立植物園の温室

「新潟県立植物園」では、毎年春先に温室内企画展「にいがたの花 チューリップ展」を開催しています。2019年は2月27日〜3月24日の日程です。期間合計30品種、1万5000本のチューリップが開花。開花時期を調整し、毎週展示を入れ替えているので、何度訪れても異なる品種や色合いを観賞できますよ! 一方、屋外チューリップ花壇の見頃は4月下旬で、4,000本が彩り豊かに咲き誇ります。

「新潟県立植物園」内の「さくらの山」

「新潟県立植物園」内の「さくらの山」の遠景です。見頃は4月下旬〜5月上旬、このエリアを含む植物園全体で、約40種320本のサクラが見られます。平均樹齢約30年というサクラが、樹冠いっぱいに開花する姿は壮観。園内への飲食物の持ち込みはOKなので、お弁当やおやつを広げて、お花見を楽しむのもいいですね。ただしゴミの持ち帰りなど、マナーは守りましょう(温室内は一部を除き、飲食物の持ち込みは禁止)。

ここで最新情報をご紹介しましょう! 「新潟県立植物園」では2018年春、屋外緑地に日本一の規模を誇る「シャクナゲ園」がオープンしました。高さ4〜6m級の大株約30品種150本が、4月下旬から5月中旬にかけて次々と咲き乱れます。写真の品種は‘サー・ロバート・ヒル’。珍しい品種の‘マリー・フォート’、‘マイケル・ウォータラー’、‘サッフォー’も見られますよ!

江川一栄氏のボタンコレクション

5月上旬〜中旬には、ボタンが見頃を迎えます。日本におけるボタン栽培、品種鑑定の第一人者だった故江川一栄氏のボタンコレクション、150品種1,000株を引き継いだ「ボタン保存園」は、一見の価値ありです。

新潟県立植物園のアザレア

日本一のアザレアコレクションを誇る「新潟県立植物園」では、毎年温室内企画展「にいがたの花 アザレア展」を開催しています。2019年は1月30日〜2月24日に開催。総コレクション数約250品種1,300鉢の中から、選りすぐりのアザレア120品種、約1,000株を展示する予定です。

国内最大級のドーム型の観賞温室
年2回のナイトタイムを見逃さずに!

新潟県立植物園のドーム型観賞温室

「新潟県立植物園」内には、約550種4,000株の植物が息づく、国内最大級のドーム型の観賞温室があります。温室内には滝や洞窟、池があり、その間を縫うように整備された園路を進んで、ガジュマルやココヤシ、タイワンバナナ、ブーゲンビレアなどの熱帯植物を見学。香りのよい植物も集められているので、クリナム・ギガス、サンユウカ、ヘディキウム、パラグアイオニバス、デュランタなどの香り比べも楽しんでみましょう。

平日は、ガイドツアーを2回(10:40〜、14:40〜)、各30〜40分かけて行っています。希望者は入館券売場で申し込みを。土・日・祝日はスポットガイドを2回(10:40〜、14:40〜) 、各20分程度行っており、こちらは申し込み不要なので時間内に案内表示場所へ直接出向いてください(いずれも無料、但し入館料は必要)。

新潟県立植物園 夜間開園

「新潟県立植物園」では年に2回のみ、夜間開園を実施しています。8月中旬の「夏の夜間開園」は観賞温室開館時間を20:30まで延長し、夜に甘い香りで満たされる温室内のガイドやトロピカルフルーツの試食会を実施。12月下旬の「クリスマス夜間開園」では、19:30まで延長し、クリスマスイルミネーションやコンサートなどを開催します。ロマンティックな夜の植物園観賞会にぜひ出かけてみませんか?

「にいがたコーヒープロジェクト」プロデュース
週末限定カフェで絶品コーヒーを味わおう

にいがたコーヒーラボ

温室内には、週末限定カフェ「にいがたコーヒーラボ」があります。植物園と新潟県内のバリスタによる共同企画「にいがたコーヒープロジェクト」がプロデュース。県内のコーヒー専門店から毎週届く、新鮮なコーヒーをバリスタが丁寧にハンドドリップします。コーヒーの価格は400〜500円。県内有名カフェ店のクッキー、タルトなど手づくり焼き菓子を週替わりで提供するサイドメニューの価格帯は、300〜500円です(1〜2月は休業)。

本日のコーヒー カフェラテ スコーン
写真は本日の珈琲400円、カフェラテ480円、スコーン420円。

Information

新潟県立植物園

所在地:新潟県新潟市秋葉区金津186
TEL:0250-24-6465
https://botanical.greenery-niigata.or.jp/

アクセス:公共交通機関/JR信越線古津駅から徒歩約25分
区バス/新津駅東口から「新津駅西口」行き「美術館・植物園前」下車徒歩約1分
※区バスについて路線・時刻表は新潟市秋葉区のホームページをご覧ください。
新潟交通/新津駅東口から「矢代田経由白根・潟東営業所」行き「新津美術館入口」下車徒歩約10分
車/高速道路 磐越自動車道新津I.Cから国道403号三条・加茂方面へ約15分
一般道路 新潟方面から…国道49号茅野山I.Cから国道403号経由約20分

オープン期間:通年

休園日:なし

温室開館時間:9:30~16:30(入館受付は16:00まで)

料金:【温室】大人600円、65歳以上500円、高校生・学生300円、小中学生100円 ※小中学生は土日祝日無料
【屋外園地】入園無料

駐車場:300台、無料

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Credit

長田節子

取材&文/長田節子
ガーデニング、インテリア、ハウジングを中心に、ライフスタイル分野を得意とするライター、エディター。1994年より約10年の編集プロダクション勤務を経て、独立しフリーランスで活動。特にガーデニング分野が好きで、自身でも小さなベランダでバラ6姉妹と季節の草花を育てています。草花や木の名前を覚えると、道端で咲いている姿を見て、お友達にばったり会って親しく挨拶するような気分になれるのが醍醐味ですね。
https://twitter.com/passion_oranges/

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