お庭で育てた野菜を美味しく、飽きずにいただくために、簡単で手早くできるレシピを世界各国から集めてご紹介するこのシリーズ。ジャガイモは長持ちするし子供も大好きな野菜で、キッチンの常連さんですね。ジャガイモの新しい調理法を覚えて、定番レシピに追加してみるのはいかがでしょうか。

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ヤンソンの誘惑 from スウェーデン

スウェーデンの伝統的なジャガイモのグラタン料理です。ユニークな料理名は菜食主義者の宗教家ヤンソン氏が美味しそうな見た目と匂いに誘惑され、つい口にしてしまったという逸話に由来しています。グラタンといってもホワイトソースを用いない簡単レシピ。コツはオーブンに入れる前にジャガイモによく火を通すこと。それだけ守れば失敗はありません。

ヤンソンの誘惑の作り方

ヤンソンの誘惑
ヤンソンの誘惑

【材料】ジャガイモ5〜6個(細めのひょうし切り)、玉ねぎ1個(千切り)、アンチョビ8〜10切れ、バター大さじ1、生クリーム200㎖、パン粉適量

  1. ジャガイモを皿に広げラップをかけてレンジで5〜10分。芯がおおよそなくなるまで熱を入れます。
  2. フライパンにバターを溶かし、玉ねぎを透明になるまで炒めます。
  3. 先に準備した①と②を耐熱皿に広げてアンチョビを適当にちぎって散らします。
  4. 生クリームを全体にかけ回し、表面に薄くパン粉を敷き詰めます。
  5. 200℃のオーブンで30〜40分、表面に焦げ目がつくまで焼いて完成。

 

ヴァレーニキ from ウクライナ

ヴァレーニキはウクライナやロシアで親しまれている家庭料理。ちょうど水餃子のような感じで、小麦粉を練って作った皮に具材を入れ茹でていただきますが、ここでは水餃子の皮で代用します。中身の具材によって、おやつにも軽食にもなり、大人から子どもまで人気。ジャガイモは最もポピュラーな具材です。

ヴァレーニキの作り方

ヴァレーニキ
ヴァレーニキ

【材料】水餃子の皮1袋、ジャガイモ4〜5個、玉ねぎ1個(みじん切り)、バター50g、塩、こしょう少々、ニンニク2〜3片、ディル、イタリアンパセリ各2〜3本、サワークリーム適量

  1. ジャガイモをマッシュポテトにしてバターと混ぜ合わせます。
  2. 玉ねぎを飴色になるまで炒め、①と合わせて塩、こしょうで味付けします。
  3. 水餃子の皮に②の具材を入れ、包みます。
  4. 鍋に湯を沸かし、ニンニクを入れ、③を茹でます。
  5. ディルとイタリアンパセリを細かく刻み、茹で上がった④に散らします。
  6. サワークリームをかけて完成。

 

ジャガイモの美味しい貯蔵方法

ジャガイモは掘り立てももちろん美味しいのですが、北海道などの産地では貯蔵したジャガイモの味を好んで食します。というのも、ジャガイモには長期低温貯蔵によって糖分が増す性質があり、フレッシュな新ジャガとは違った、まったりとした甘味が出るためです。

家庭菜園で栽培した際にも、たいがい一度では食べ切れない収穫量になるので、上手に貯蔵して美味しくいただきましょう。貯蔵中にはなるべく光を当てないように、15℃前後の冷涼な場所で保存します。光に当たると緑化したり、芽が出てしまいその部分には毒性があるので食べないようにしましょう。

また、ジャガイモを保存する際は、リンゴを一緒にしておくと芽が出るのを防いでくれます。これはリンゴから出ているエチレンガスの効果によるものですが、このエチレンガスは他の果菜類の熟成や老化を早める作用もあるため、他のものを一緒にしないようにしましょう。

Photo/ 1)Stocksnapper/ 2,3)CatchaSnap/ 4,5)Elena M. Tarasova/ Shutterstock.com

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