靴を履いている時間が長い時に気になるのが、においや水虫など、足のトラブル。
これからの季節にはブーツをはく機会も増えるし、園芸を楽しむ人にとっては、長靴というのも必需品ですが、どちらも通気がよい靴とはいえませんよね…。
そんな時にも、ハーブが役に立ってくれますよ。
今回は、オーストラリアが原産のハーブ、ティートリーを使った、足のトラブル対処法をお伝えします。

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足のトラブルにもアロマテラピーのチカラを!

アロマテラピーで使われる精油というものをご存じですか?

香りのもと、精油は、こんな小瓶に入っていて、エッセンシャルオイルとも呼ばれます。今回ご紹介するナチュラル芳香剤の香りには、この精油を使っています。

精油は、植物の花・果皮・果実・根・葉など、さまざまな部位から抽出された、天然の揮発性物質です。アルコールや水などは一切添加されていない、純度100%のものを精油と呼びます。

精油は、数十~数百種類の化学成分から成り立っていて、その成分があるからこそ、“除菌作用”や“消毒作用”など、心身へ働きかける作用が存在します。

「アロマオイル」「フレグランスオイル」など、合成して作られた香りや、アロマとつく商品名もたくさんありますので、購入される際には、必ず100%天然香料であることを確認してください。

水虫や足のにおいの原因は、菌によるもの。「あれ? おかしいな?」と思ったら、抗真菌作用、殺菌作用、抗菌作用のある精油を使って、お手入れしてみましょう。

殺菌・抗真菌には、ティートリー

オーストラリア原産で、生命力が非常に強いハーブ、ティートリーというのを聞いたことはありますか? フトモモ科の高木で、すっきりとした木の葉の香りがします。オーストラリアの先住民が、感染症や傷を治す万能薬として使っていた歴史あるハーブで、優れた殺菌作用や消毒作用があることから、世界中に広まりました。

また、免疫賦活作用があるので、疲労やストレスが原因で、免疫力が落ち、風邪を引きやすい時などに、この香りを活用するのもオススメです。

ティートリーには、殺菌・抗菌・消毒作用があり、部屋の空気を浄化して、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防してくれますし、風邪の初期症状の緩和にも、役立つ香りです。

水虫には抗真菌作用のあるティートリーが、菌の繁殖を抑え、清潔な足を保ってくれますよ。

フットバスでケアしよう

そんなティートリーを使って、日々香りを楽しみながら、足のトラブルケアを続けましょう。まずは、フットバスから。

靴の中でかく汗が、足のトラブルを悪化させます。外出から戻ったら、まず清潔にすることが大事です。

洗面器に45℃くらいの少し熱めのお湯をはって、ティートリーの精油を3滴落とします。よくかき混ぜてから、足をつけて、フットバスをしましょう。

お湯が冷めないように、さし湯をしながら、10分ほど続けます。

バスマットにもティートリーを

足トラブルがある場合、バスマットを介してうつることもありますよね。バスマットを使わないのが基本ですが、心配な時には、バスマットにティートリーの精油を1~2滴、落としておきましょう。菌の繁殖を防いでくれますよ。

デオドラントスプレーを持ち歩こう

デオドラントスプレーを作ってみましょう。一日に数回、スプレーしてください。また、携帯しておけば、外出先で靴を脱ぐのが不安…という時にも使えます。

<材料>

  1. 精製水 45ml(ドラッグストアで購入できます)
  2. 消毒用エタノール 5ml(ドラッグストアで購入できます)
  3. 50㎖のスプレー容器
    スプレー容器は、遮光のガラス製がオススメです。アルコールや精油に耐性がない、安価なプラスチックは溶けてしまうこともあり得ます。お肌につけるものなので、ガラス製が安心です。アロマショップやインターネット通販等で購入可能です。
  4. 精油 合計10滴(ティートリー7滴/レモン3滴)
    ティートリー1種類でも大丈夫です。
  5. ビーカーなど計量できる容器と竹串

<作り方>

  1. ビーカーに無水エタノールを計り入れ、精油を垂らす
    精油を入れる際には、瓶を振ったりせず、自然と精油が垂れてくるのを待ちます。
  2. 竹串でよく混ぜたら、容器に移し入れる
  3. ビーカーで精製水を計り、容器に移し入れる
  4. 口をしっかり閉じて、よく振って混ぜて完成

<デオドラントスプレーを使用する際の注意点>

★使う際に、よく振ってからスプレーしましょう。
★防腐剤などが入っていませんので、作ったものは2~3週間を目安に使い切りましょう。
★ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

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Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

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