秋が旬のイチジク。品のよい高貴な香りと甘み、柔らかな食感は、この季節限定の楽しみです。そのまま食べても十分おいしいイチジクですが、ほんの少し手を加えるだけでさらにおいしさアップ! イチジクの簡単アレンジレシピを朝食からメインディッシュ、デザートまでイチジク尽くしでご紹介します。

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朝食で元気な美人を作る! イチジク&チアシードスムージー

イチジクは、女性にうれしい成分がいっぱい入ったビューティーフルーツ。脂質が少なく、ノンコレステロールで低カロリーなのに、食物繊維がたっぷり入っています。イチジクの食物繊維は水溶性で、腸内でゼリー状になりゆっくり移動するため、空腹感を感じにくいうえ、糖質の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑える作用もあります。また、大腸内でビフィズス菌を増やし、腸内フローラを健全に保つ働きもしてくれます。

さらに、意外なことにイチジクは他のフルーツに比べてカルシウムが豊富。動物たちは果物が豊富に置いてある状況においてイチジクを好んで食べることが知られていますが、それは産卵や成長に不可欠なカルシウムが、イチジクから得られることを本能的に知っているからでは、と推測されています。

そんなわけで、朝いちのイチジクは元気な美人の元。スーパーフードと名高いチアシードも加えた、おいしくて見た目もかわいい朝食用のスムージーをご紹介します。

<イチジク&チアシードスムージー>

材料:

・イチジク 2個
・チアシード 大さじ2
・ヨーグルト 400g

つくり方:

  1. 食べる前の晩にチアシードを水で戻しておきます。チアシードは発芽毒性があるため、ゴマなどのようにそのままで食べるのではなく、必ず水に浸して12時間経過させ、毒性を消してからいただきます。
  2. イチジクは皮をむいて、1個は輪切りに、もう1個はくし切りにします。
  3. ヨーグルトを半分に分けて、くし切りと輪切りのイチジクそれぞれ半量ずつと撹拌。もう半量のヨーグルトは戻したチアシードと混ぜます。
  4. 残った輪切りのイチジクをガラスジャーの内側に貼り付け、チアシード入りヨーグルトを静かに注ぎます。その上にイチジク入りヨーグルトを注ぎ入れ、残ったくし切りのイチジクを飾ったら完成。

*イチジクが水溶性の食物繊維なのに対し、チアシードは不溶性食物繊維なので、両方のメリットを取り入れることができます。

ランチにオススメ! さっぱり美味しいイチジクサンドイッチ

<イチジクサンドイッチ(4個分)>

材料:

・イチジク 1個
・サンドイッチ用8枚切り食パン 2枚
・クリームチーズ 大さじ3
・ハチミツ 小さじ1~2

つくり方:

  1. クリームチーズとハチミツをよく混ぜる。
  2. 食パンに1を塗り、皮をむいて厚めにスライスしたイチジクを並べる。
  3. もう一枚の食パンにも1を塗り2に重ねて、ラップで包み冷蔵庫で休ませる。
  4. 食べる前にラップごとカットする。

*お好みでナッツ類をちらしたり、生ハムを挟んでもおいしくいただけます。
*冷蔵庫で休ませることでパンとクリームがなじみ、カットしやすくなります。

とろっとろでジューシー&甘い! イチジクの簡単おやつ

とろっとろに溶けたカマンベールとジューシーでつぶつぶ食感のイチジク、ハチミツの組み合わせが絶妙においしいイチジクハニーカマンベール。おやつや夜食におすすめです。

<イチジクハニーカマンベール>

材料:

・イチジク 1個
・カマンベールチーズ 1個
・ハチミツ 大さじ2
・粗く砕いたクルミ 10粒分くらい
・黒胡椒 少々
・タイムの葉 少々(あれば)

つくり方:

  1. イチジクとカマンベールを6等分に切り分けます。
  2. 耐熱容器にカマンベールを置き、上にイチジクをのせて、ハチミツ、クルミ、タイムを散らしてオーブントースターで3〜4分加熱。黒胡椒を少々振って完成。

旬を味わう秋のディナーに! 鴨とイチジクのロースト

一見、手がこんでいそうな一皿ですが、誰でも簡単に美味しく作れるごちそうレシピです。鴨は調理中に皮から多量の脂が出ますが、鴨の脂は不飽和脂肪酸というコレステロールを下げる働きのある脂なのでダイエット中の人も心配ご無用です。さらに、肉にはビタミンA、B2、Eなどが豊富に含まれており、疲労回復や美肌に効果が期待できるため、鴨肉は「ビューティーミート」の異名も! イチジクと合わせればさらに美味しく、ビューティー効果もアップでします。

<鴨とイチジクのロースト>

材料:

・鴨肉 1枚
・塩、コショウ 少々
・イチジク 5〜6個
・砂糖 適量

(以下A)
・バルサミコ酢 20㏄
・赤ワイン 100㏄
・バター 20g
・コンソメ 1個

準備しておくこと:

・イチジクの皮をむいて半分〜1/3の大きさにカットし、全体に砂糖をまぶしておく。
・鴨肉の皮目に切り込みを入れ、塩、コショウをしておく。

つくり方:

  1. フライパンに鴨肉の皮目を下にして置き、中弱火で焼く。この際、フライパンに脂がたくさん出るが、後でソースに使うので半量以上は残しておく。
  2. 皮に焦げ目がついたらひっくり返し、肉の表面に焼き色がついたら火を止め、アルミホイルで肉を包み余熱で火が通るように置いておく。
  3. フライパンに残った脂でイチジクに焼き色がつくまでソテーし、Aを入れてアルコール分を飛ばす。
  4. 2を切り分け、3をかけて完成。

シンプルだけど極上のデザート! イチジクの赤ワインコンポート

<イチジクの赤ワインコンポート>

材料:

・イチジク 4~5個
・赤ワイン 300㎖
・水 50~100㎖
・シナモンスティック1本か、シナモンパウダー小さじ1(好みで)
・グラニュー糖 80~100g
・スライスレモン2~3枚 or レモン汁大さじ1
・クッキングシート(落し蓋用)

準備しておくこと:

・鍋の大きさに合わせてクッキングシートを丸くカットし、数カ所に切り目を入れておく(重みのある落し蓋は実が潰れてしまうため、クッキングシートを落し蓋として使います)。
・鍋は、イチジクを縦に入れていっぱいになるくらいの大きさを選ぶと、煮崩れを防げます。

つくり方:

  1. 鍋に、水、赤ワイン、グラニュー糖、スライスレモンまたはレモン汁、好みでシナモンを入れて火にかけ、沸騰したらイチジクの軸を上に立てて入れる。
  2. 上からクッキングシートで作った落し蓋をして沸騰させてから弱火にし、5分ほど煮てそのまま冷ます。冷めたら冷蔵庫で冷やして完成。

*冷蔵庫で1週間ほど保ちます。長期保存したい場合は、煮沸消毒したビンに詰めて保存します。
*チーズと一緒にクラッカーにのせ、仕上げにあらびき黒コショウを一振りすると、ワインにぴったりのおつまみになります。
*浸す液はイチジクがかぶるくらいの量になるように水で調整してください。

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Credit

レシピ協力/本間のぞみ

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo/1) hubert/ 2) Elena Elizarova/ 4) Anna Shepulova/ 5) Lyudmila/Shutterstock.com
3)本間のぞみ/ 6) 3and garden

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