庭植えや鉢植えで育てていたホオズキが袋を膨らませ、次第と色づく秋。今年、お盆の時期に飾っていた枝物のホオズキなども使って、秋のインテリア飾りを作ってみませんか? たくさんの実があれば、オレンジの袋をそのまま生かした鮮やかなリース飾りに。ホオズキの量が少ないなら、透かしホオズキに。手づくりに没頭する楽しい時間を過ごしましょう!

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ホオズキが実り色づく秋

お盆が近づくと街の花屋さんやスーパー、園芸店などに並ぶホオズキ。すでにオレンジに色づいた袋を多数つけた枝物も売っていますが、根付きの鉢や苗を庭や鉢で育てた場合は、5月頃から薄いクリーム色の小さな花が咲いた後、周囲のガクが育って、緑の袋が次第に膨らみ、熟すとオレンジ色のホオズキになります。袋をむくと、中にプリッと膨らんだ実が隠れていて、その様子がなんとも愛らしい植物です。

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全国各地で夏に開催される「ほおずき市」などで販売されている鉢植えは、促成栽培されていて7月頃からオレンジの実をつけ、枝の下から上へと順番に実を膨らませていきます。草丈40〜50㎝まで伸びた10月は、枝にたくさんのオレンジ色の実を下げている時期。秋のガーデンの彩りにも一役買ってくれるホオズキですが、成長も衰えてくる頃なので根元から刈り取って、花瓶に活けるほか、一つずつ袋を採取して、クラフトに生かしてみましょう。

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袋をつけた枝を花瓶に活けても絵になるホオズキ。オレンジ色のキャンドルを添えて、テーブル飾りにもオススメです。涼しくなってくるこのシーズンに、暖かな色合いがホッとさせてくれます。

ホオズキの実でつくる大小のリース

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ぷっくり膨らんだホオズキの実は、並べておくだけでも愛らしいですね。たくさん採取できたなら、丸く形づくるリースに仕立ててみましょう。まずは8つの袋を丸くつないだミニリースをご紹介。ホオズキの横から太めの針金を突き刺していくだけの簡単リース。同じ時期に赤く色づくローズヒップをホオズキの間に挟めば、リースにリズムが生まれます。

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藤づるや小枝などのリースベースを土台にして、ホオズキを隙間なくとめつけると、とっても豪華なリースに仕上がります。形づくるポイントは、ホオズキの尖った先端が外側に向くように、針金やグルーガンでホオズキをとめつけること。量が多いので時間がかかりますが、その分、存在感がある作品に仕上がります。ホオズキの間にある、ふわふわと綿毛のようなパーツは、クレマチスのタネです。同じ季節に実るガーデンの恵みを一緒に使って、我が家流のオリジナルリースにしましょう。

ホオズキの魅力を引き出すクラフト「透かしホオズキ」

お家で簡単にチャレンジできるもう一つのクラフト「透かしホオズキ」は、「網ホオズキ」とも呼ばれ、白く繊細な葉脈と中の赤い実のコントラストが美しいドライフラワーです。

作り方はとてもシンプルで、ホオズキを丸ごと2週間程度水に浸けておきます。上手につくるポイントは、新鮮なホオズキを使うこと。ここでは、今年の夏に入手した枝物のホオズキの実と、鉢植えで実ったものと、まだオレンジに色づいていないものを使って、どれが一番きれいにできるか試してみます。

1.制作初日。ホオズキを入れた器にたっぷり水を注ぎます。

2.水中に袋が沈み込むように、軽く袋を握って中の空気を抜きます。そして2〜3日に1度、水を取り替えて、袋の表面に変化が現れるまでそのまま見守ります。

3.制作開始から12日目。水を入れ変えるたびに葉脈が現れてきました。時々、指でこすって、こびりついた皮を外していきますが、無理にこすると葉脈が切れてしまうので、溶けるのを待ちましょう。

4.制作開始から14日目。袋全体の皮が剥がれそうになったら、こびりついた皮を指で優しくこすって落とします。なかなか取れない箇所は、楊枝など先端が尖ったもので突くのもアリです。葉脈を切らないように進める作業は根気がいるので、休み休み進めましょう。

制作開始時に十分オレンジに色づいていなかったホオズキは、14日間水に浸けていても表面が溶けることがなく、透かしホオズキづくりには向かないことがわかりました。また、オレンジに色づいていても未熟な袋だった場合は、中の実がないことも。仕上がりまで時間がかかるので、失敗分も考えて少し多めに水に浸けるとよいでしょう。

5.葉脈の間に残っていた皮を丁寧に取り外したら、キッチンペーパーなどの上に並べて乾かします。中の実は溶けずにプリッとした丸い形が残っていました。感動の瞬間です。

6.制作15日目に透かしホオズキが完成! 葉脈が引き立って見えるように黒いお皿に並べ、同時期に庭に実ったヤマブドウとジュズサンゴを添えて数日限定の秋の実りを喜ぶコーナーに。中に収まっているつややかな実は、残念ながら1週間もするとしぼんでしまいますが、今年採取したホオズキで特別な道具も使わずにつくれる旬のクラフト。ぜひ、チャレンジしてみてください。

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Credit

写真&文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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