「足がむくんで、パンパン。夕方になると靴がきつい」とお悩みの方はいませんか? デスクワークの方、立ち仕事の方、外を歩き回る仕事の方…それぞれお仕事のスタイルは違っても、足のむくみは共通するお悩みではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、精油を使ったセルフトリートメント(マッサージ)。100%植物から採れる精油は香りを楽しむだけでなく、身体に使うことで、悩みの解消になることも。今回のテーマ、むくみの解消にも、精油の持つ、余分な水分や体に溜まった老廃物を排出する作用、利尿作用が役立ちます。
一日の終わりにちょっとだけ、いい香りに癒やされながら、自分と向き合うセルフケアの時間を持ってみませんか?

Print Friendly, PDF & Email

アロマのこと・精油でできること

このような小瓶に入っている精油は、エッセンシャルオイルとも呼ばれます。精油は、植物の花・果皮・果実・根・葉など、さまざまな部位から抽出された、天然の揮発性物質です。

アルコールや水などは一切添加されていない、純度100%のものを精油と呼びます。100%の天然香料は、数十~数百種類の化学成分から成り立っていて、その成分があるからこそ、「利尿作用」や「老廃物を体外に出す作用」などの心身へ働きかける作用が存在します。

「アロマオイル」「フレグランスオイル」など、合成して作られた香りや、商品名もたくさんありますので、使用する際には、必ず100%天然香料であることを確認してくださいね。

足のむくみ解消に役立つ精油は?

むくみは、水分や血液・リンパ液など組織液の循環が悪くなり、細胞の隙間などに滞ってしまうことが原因です。下半身の血液は、重力に逆らった状態で、遠い心臓まで運ばれますので、特に循環が悪くなりがちです。

そこで活用したいのが、静脈やリンパの流れを促す「うっ滞除去作用」があるものや、排尿量を多くし、溜まっている老廃物を外に出しやすくする「利尿作用」がある精油。むくみ解消におすすめの精油は、サイプレス・ジュニパー・シダーウッド・レモン・グレープフルーツ・ローズマリーです。

今回は、この中から、いい香りだなと思うものを1~2種類選び、トリートメント(マッサージ)オイルを作って、お風呂上がりにセルフケアしてみましょう!

キャリアオイルについて

ここで大事なことを一つ。精油は、植物の成分が凝縮されているため、直接肌につけることはできません。トリートメントオイルのもとになっているのは、植物油と呼ばれるオイル。オリーブオイルやココナッツオイル、ホホバオイルなど、非常にたくさんの種類があります。

その中から、今回は、どんな肌質にも合うホホバオイルをご紹介しますね。

ホホバオイルは、ホホバの種子から採れるオイルです。人間の皮脂に最も近いオイルといわれていて、肌質を選ばず使っていただけますので、1本あると便利に使えますよ。

精油を販売している専門店には、たいてい一緒に置いてありますので、チェックしてみてくださいね。インターネットでも購入できます。

トリートメントオイルの作り方

ホホバオイル30㎖に、先ほど選んだむくみにオススメの精油を、全部で6滴入れます。

精油は振らずに、自然にぽたっと垂れてくるのを待ちましょう。

いっぱい作っておきたい! と思うかもしれませんが、ホホバオイルも精油も、空気に触れると、香りは気化し、オイルは酸化してしまいます。1回使い切りの量をこまめに作るのがオススメですよ。

また、精油の量は守ってくださいね。皮膚刺激を起こす可能性もあります。

セルフトリートメントをしてみよう

むくみが気になる足回りを、セルフトリートメントしてみましょう。なんだか難しそうですが、気軽な気持ちで、自分が気持ちいいと感じることをやってみてください。

ポイントは、力を入れすぎないこと。皮膚の表面を優しくさする程度で十分ですよ。

今回は、私が実践しているやり方を、簡単にご紹介してみますね。

<セルフトリートメントのやり方>

★バスタオルの上で行いましょう

  1. オイルを手に取って手のひらになじませたら、足の表面と裏面の両方に手のひらをあて、足首からひざまでゆっくり上がり、ひざまで来たら、今度は足首に向かってなでおろします。
  2. 足首を回したりさすったりしてほぐします。
  3. くるぶしを両方の親指を使ってほぐします。
  4. 足の甲を手のひらで包み、力を入れたり緩めたりしてほぐします。
  5. 足の指を1本ずつつかみ、小さな円を描くようにぐるぐる回してほぐします。
  6. ふくらはぎに両手のひらをあて、ひざに向かってさすります。

滑りが悪くなったら、オイルを追加しながら行ってくださいね。

また、マッサージのあとは、すぐにオイルを洗い流さないようにしてください。精油の成分は、鼻から吸収されるだけでなく、皮膚からも浸透し、吸収されます。洗い流してしまうと、せっかくの精油成分も流してしまうことになりますよ。どうしてもベタベタするのが気になる場合には、ティッシュで軽くふき取るようにしてください。

<注意点>

自然の恵みが詰まったハーブですが、妊娠中・授乳中の方、治療中の病気がある方、体質等の心配がある方は、使用できない種類もあります。今回ご紹介した精油でご注意いただきたい方は下記の通りです。

サイプレス…妊娠中の方

ジュニパー…妊娠中、腎臓疾患の方

シダーウッド・ローズマリー…妊娠中、授乳中、てんかんの方

該当される方は、使用する前に、かかりつけの医師にご相談ください。

また、ご紹介したレシピの作用や反応には、個人差があります。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。

あわせて読みたい

香りでセルフケア! ストレスが溜まってイライラする時のアロマテラピー 芳香浴の3つの楽しみ方

衣替えに大活躍!精油でできるナチュラル防虫のすすめ

精油の力で風邪予防『アロマで芳香浴』をしてみよう!

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。

生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。
https://kanongreen.com/

Print Friendly, PDF & Email