一年半ほど前に自宅を建てたHさんは、隣地を新たに購入して庭づくりを行うことにした。最初に建てた時には、庭にまで意識が向いていなかったが、暮らしてみると「庭を楽しめる、庭で遊べるスペースがほしい」という思いが高まった。

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子どもたちが思い切り遊べるガーデンに

「新築住宅で暮らしている内に、庭をもっと充実させたいという思いが募った」というHさん。そこで隣地を購入し、庭造りのチャレンジが始まった。当初は別棟を建てることも考えていたが、田主丸緑地建設の小西範揚さんとともに新しい敷地をどのように使うのかを改めて問い直した。そして、「眺めのよいリビングスペースがあり、子どもたちが思い切り遊べて、バーベキューも楽しめる」などを実現し、さらに「広いスペースを活かして、みんながびっくりするような庭をつくろう」とコンセプトがまとまった。

 

アプローチの階段は庭への期待感を高める

車寄せのあるエントランスゲートを入ると、幅2mほどの壁に挟まれた天然石の床の回廊を歩く。フレームをくぐり、左右、正面の植栽を見上げながら1m80㎝ほどの高低差を階段で上がりきると視界が広がり、約150坪の広大な庭にまず驚かされる。アプローチは高低差を利用して、視界に変化を持たせることで回廊を歩く時の期待感と、登り切ったときの開放感を演出している。

日が落ちると、ライトアップされ幻想的な雰囲気を醸しだす。

 

回廊の導き、庭への誘い

階段を抜けると、白いタイルテラスの上に建つガラスに囲われたガーデンルームへと回廊は続いている。導かれるままガーデンルームのソファに座れば、芝に覆われた庭と植栽、その先の景色が一体となった開放感に包まれる。

 

ガーデンルームを中心に計画

小西さんはまず、リビング空間のように座って景色を楽しめるガラスのガーデンルームを提案し、ここを庭全体のコアに据えるプランニングを行った。ガーデンルームには椅子やテーブルを置いてくつろげる十分なスペースを確保。床の白いタイルが、芝生の緑に映え、エントランスや住宅とつながる天然石敷きの回廊とのコントラストも印象的だ。約6mの木調のフレームでエッジを効かせ、バーベキュースペースと洗い場も設置した。

 

広くなった庭に合わせて門構えも一新

新旧合わせて約300坪の敷地に一体感を生み出すため、ファサードの外構もつくり直した。敷地中央にエントランスを据え、天然石の門柱にルーフを組み合わせて、立体感のある門構えとしている。門の右側は植栽を効果的に配置することで、目かくしをしっかりしながら圧迫感を軽減し、奥行きのある印象を与えた。

 

家族全員でも個人でも楽しめる庭が完成

「ご主人は帰宅するとガーデンルームでお酒を飲んだりしてくつろぎ、奥さまは日中お茶を楽しまれているようです。子どもたちは芝生でサッカーやラグビー、時にはキャンプをして遊んでいます」と、新しい庭での生活を楽しんでいる様子を小西さんは語った。

 

『HomeGarden&EXTERIOR vol.3』より

写真・図版提供/田主丸緑地建設

 

 

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