ラベンダーバンドルズを知っていますか? ラベンダーの花穂を茎で包み、リボンを編み込んで束ねたもので、生花でつくって乾燥させると、そのままポプリになります。ラベンダーの爽やかな香りに包まれるバンドルズづくりは、楽しいうえに癒し効果もたっぷり。プレゼントにも喜ばれますよ。NPO法人ジャパンハーブソサエティー認定、上級ハーブインストラクターの池田貴美子さんに、つくり方を教えていただきます。

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クラフト制作に向くラベンダー‘グロッソ’

よく香り、見栄えのするラベンダー‘グロッソ’。

ラベンダーにはさまざまな品種がありますが、バンドルズなどのクラフト制作にオススメなのは、‘グロッソ’という品種(Lavandula x intermedia ‘Grosso’)です。これは、ラバンディン【真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)とスパイクラベンダー(Lavandula latifolia)の交配種】と呼ばれる系統のラベンダーの一種で、茎が長く、美しい花穂がよく香ります。暑さ、寒さに比較的強く、育てやすい品種ですが、草丈50~90㎝とかなり大きな株に育つので、花壇に植える際にはある程度のスペースがあるとよいでしょう。また、挿し木で増やすことができます。

ラベンダーの生花は花屋さんではほとんど手に入らないので、ぜひお庭で育てて、バンドルズづくりに挑戦してくださいね。

ハーブ講習会参加者の手による色とりどりのバンドルズ。初心者でもつくれます!(*)

ラベンダーバンドルズのつくり方

【材料】

  • ラベンダー‘グロッソ’(ラバンディン)
    奇数の本数でつくります(7、9、11、13、15、17本のいずれか。2本取りする場合は、その倍の数が必要)。ここでは9本の2本取り、計18本を使ったつくり方です。
  • 細い紐や細い毛糸  100㎝
  • リボン(5~10㎜幅、表裏に色がついているもの)150㎝

【道具】

  • はさみ

つくり方

まず、茎の部分の花や葉、脇枝を取り除きます。

花の根元の位置を合わせ、茎の長さを揃えて切ります(写真は花穂を入れて45㎝ほど)。

糸の片方を10~20㎝ほど(花穂の長さに合わせて)残し、もう片方を花穂の根元にしっかりと3回巻きつけて縛ります。巻きつけた糸を片手の指で押さえ、別の手で茎を持って花穂の根元が止まるまで引き下げます(きれいにつくるコツです)。

長いほうの糸をぐるぐると花穂に巻きつけて、一つにまとめます。全体に糸を巻きつけたら、短いほうの糸と結んで、余った糸を切ります。花穂にボリュームがなく太くしたい場合は、落ちた花や短くした茎を花穂の中心に差し込んでから、糸を巻きつけます。

次に、リボンも糸と同じように、片方を30㎝ほど残して、花穂の根元で縛ります。

花を逆さまに持ち、花の根元で茎を折り返します。根元に爪を立てて、ゆらゆらと動かしながら徐々に曲げると、ポキッと折れにくくなります。もし折れても、繊維が強いので大丈夫。

折り返したところから長いほうのリボンを出し、市松模様になるように、裏表と編んでいきます。短いほうのリボンは、茎と花の間に入れ込んでおき、長いほうのリボンだけを使って編みます。

リボンが互い違いに出るようにして、2段目に進みます。今回は2本取りにするので、茎を2本ずつまとめて編み込みます。

市松模様ができてきました。きつめにしっかりと編み込んでください。

花穂が隠れるまで編み進んだら、中に入れてあった短いほうのリボンを引き出して…

蝶結びにして、でき上がり!

茎が長すぎる場合は、はさみで切り揃えてください。こぼれた花は、集めてサシェに使えますよ。

乾燥すると、茎が緑から茶色に変わり、少し縮みます(カゴの中のバンドルズは乾燥したもの)。もしリボンがゆるんだら、つまようじを使ってリボンを締めてください。また、香りが弱くなってきたら、花の部分を優しくもむと、香りがよみがえります。

バンドルズをつないでリースに。(*)

バンドルズをいくつもつなげば、ラベンダーが香るリースもつくれますよ。リボンや飾りをお好みでアレンジして、バンドルズづくりを楽しんでくださいね。

Credit

アドバイス&写真(*)/池田貴美子(いけだきみこ)
Herbs-9 主宰。航空会社に勤務の後、ハーブを学び、東京、湘南を中心にハーブの普及活動を行う。福祉施設、NPO法人、女性センター、市営公園を中心に活動し、英国など海外のハーブ活用法や、ハーブの癒しの効用などを楽しく紹介している。NPO法人ジャパンハーブソサエティー(JHS)上級ハーブインストラクターの他、メディカルハーブコーディネーター、ハーブソムリエの資格を持つ。
NPO法人ジャパンハーブソサエティー http://www.npo-jhs.jp/

取材&文/萩尾昌美

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