木々の葉が茂り、鳥がさえずって爽やかに風が吹く。外で過ごすのが楽しい季節がやってきました。家の敷地を利用して、食事やBBQをするための快適なスペースづくりには、まず何を用意するとよいでしょう。心地よい場所をつくるヒントをご紹介します。

「お庭でごはん」のスペースづくり

日本でも屋外でBBQをする機会が随分と増えてきましたね。家族や親類、友人たちが集まって、カジュアルに食事を楽しむのにぴったりなスペースが屋外。青空の下、開放的な空間で快適に過ごすために、まずは座る場所のことを中心に考えてみましょう。

ピクニックスタイル? カフェスタイル? 座る場所を考えよう

人を招いたら、どこにどう居るか。ずっと立って過ごすより、落ちついて座り、語らう場所を用意したいですね。座る場所づくりには、いくつかの選択肢がありますが、一番カジュアルなのがシートを地面に広げるだけのピクニックスタイルです。

小さな子供がいるなら、ゴロゴロできるマットがあるとママも楽チンですね。シートを地面に敷くならば、ぜひ芝生やグラウンドカバーなどの緑が生えている平らな地面を用意しましょう。寝転んでもゴツゴツと痛くないように、石などを排除して、這って広がる植物を植えるとよいでしょう。

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まずは、ご近所さんなど少人数を招いてみようというなら、テーブル1つと椅子が何客かあれば、カフェスタイルの庭空間の出来上がり。テーブルクロスを広げれば、生活感もぐっとアップして、長居したくなる場所になります。日差しが強い季節は、建物の影や樹木の下などの日陰がベストポジション。

大勢呼んでワイワイ過ごそうという場合は、マットを敷いたエリアとリクライニングチェアも用意してみましょう。思い思い、自由に座る場所が選べるので、リラックス度もアップ。特別な料理がなくたって、日常空間とは違ったおもてなしの場ができ上がります。そばに日陰をつくる木があれば、日差しを遮ってくれます。

日差しを遮る場所をつくる方法

長い時間外で気持ちよく過ごすために、ぜひ欲しいのは日陰です。庭に日陰をつくるなら、ぜひ風に揺れる葉音も涼やかな樹木で木陰をつくりましょう。ちょっと時間がかかりますが、木を植えるならば、西日を遮るために敷地の西側に植えるとよいでしょう。木には、一年中葉を茂らせている常緑樹と、冬は葉を落とす落葉樹がありますが、冬は日が遮られず暖かで、夏は葉を茂らせて涼しい木陰をつくる落葉樹を植える人が多いようです。

春は白い花が咲き、6月に実がつき収穫も楽しいジューンベリーの木。

木が大きくなるのは時間がかかるので、まずはどの位置に何の木を植えるか、じっくり選ぶのも楽しい時間ですよ。ちなみに、庭で主役になる木をシンボルツリーと呼びます。花がよく咲いたり、果実が実ったり、樹種もいろいろあります。

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樹木が大きく育つまでは、パラソルやシェードなどの日陰をつくるグッズを活用しましょう。テーブルの中央に傘の柄を固定できる、パラソルとセットになった屋外用のテーブル&チェアは、日陰を手軽につくれる便利グッズです。太陽の動きに合わせて影が移動するので、譲り合って日陰で過ごしましょう。

テーブルから離れた場所から大きな傘を広げることができるパラソルは、テーブルに備える上記のパラソルよりも日陰を大きく確保できます。また、ハンドルで角度を変えたり、開閉することができ、風で折れにくい骨組みも魅力です。大きな傘を支えるために重石や支えが頑丈につくられているため、木製のパラソルに比べて少し高価です。

パラソルよりも広く日陰をつくることができるのが、シェードです。布の端をしっかり固定する場所を用意して、三角形や四角形などの広い布地を頭上に広げて日陰をつくりましょう。紫外線をカットする布地を使ったら、日焼け防止にもなりますね。風が強い日は取り外して、コンパクトに収納できるのも便利。

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庭で過ごすと暮らしが変わる

テーブルと椅子を置き、日陰をつくって過ごすための場所ができたら、ぜひ椅子に座ってみましょう。今日の空はどんな雲が流れていますか? 鳥のさえずりは聞こえませんか? 庭づくりを日々楽しんでいるガーデニングの先輩たちは「夕日が沈む時間が好き」とか、「水やりをする一人の時間がリラックスタイム」など、過ごしながら自分が好きな時間やタイミングをみつけて、庭のある暮らしをエンジョイしています。屋外で食事をしたり、お茶をいただいたりしているうちに、自分らしい庭での過ごし方のアイデアが見つかるかもしれません。

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Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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