みずみずしい新芽を展開し、植物がぐんぐん成長する初夏は、ガーデナーにはとても楽しい季節。一方で、抜いても抜いても生えてくる雑草の生命力に、ちょっと辟易している人はいませんか? 手軽にできる雑草対策はいくつかありますが、今回は雑草を防除したい場所に敷くだけで効果が得られる、防草シートをご紹介します。

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抜いても根が残っていればまた生長し、こぼれダネでどんどん増える雑草は、ガーデナーにとって頭の痛い存在。繁殖力が強いので、ウッドデッキの下や枕木の隙間、砂利を敷いた下など、生えてほしくないところでもアッという間にわが物顔で生い茂ります。ガーデナーでなくても、家の周囲の地面や駐車場など、雑草に悩んだことがある人は多いのではないでしょうか?

砂利を敷いた道のあちこちから伸びる雑草。

そんな雑草にお困りの人は、効果的なガーデン資材の一つ、防草シートを活用してみませんか? 雑草対策にはいくつか方法がありますが、雑草を防除したい範囲に合わせて敷くだけで、手軽に雑草の繁殖を抑制できる防草シートは、家庭でも使いやすく心強い味方になります。

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防草シートとは

防草シートとは、その名の通り、雑草の生育を抑制するシート状の資材。雑草を生やしたくない場所に敷いて、雑草対策として用います。多くの防草シートは、雑草への太陽光を遮断し、生育に必要な光合成を行わせないようにすることで、雑草の生育を阻害するという仕組みです。また、他の場所から運ばれてきた雑草のタネが、地面に接しないようにすることで抑制する効果もあります。除草剤などとは異なり、薬剤で雑草の生育を抑えるわけではないので、家庭菜園などの近くでも安心して利用できますね。

ホームセンターなどではさまざまなメーカーの防草シートが手に入りますが、そんな数ある防草シートの中でも抜群の耐久性を誇るのが、米国・デュポン社製の防草シート「デュポン™ プランテックス®」。旧名の「デュポン™ ザバーン®」という名でも知られています。日本をはじめ、世界各国で道路や線路、公園など、雑草対策に手をかけにくい公共のシーンで活躍しています。

このような植栽の下にも防草シートが使われています。

ガーデンでの防草シートの活用シーン

Photo/Yolanta/Shutterstock.com

前述の通り、公共の場でよく利用される防草シートですが、実は家庭のガーデンでも活躍します。砂利を敷いた場所や駐車場などはもちろん、ガーデンプランツを育てる庭でもお役立ちのアイテムです。防草シートのほとんどは、透水性があり、除草剤などの有害な薬剤などを使用していません。そのため、栽培している草花や樹木の周囲に敷いても、植物に過度な負担をかけることなく不要な雑草のみをシャットアウトすることができます。ガーデンに小道をつくるときにも、あらかじめ防草シートを敷いておけば、草取りの手間を減らすことができます。

Photo/Christina Richards/Shutterstock.com

独自の4層構造を持った「デュポン™ プランテックス®」は、目詰まりしにくく長期間にわたって使用できるオススメの防草シート。雑草の生育に必要な太陽光をしっかりカットする一方で、水や液体肥料などの液体は透過するため、防草シートを敷いて、そこに植穴を開けて植栽をすれば、面倒な草取りの手間を省力化してガーデンプランツのみを選別して育てることができます。

駐車場に「デュポン™ プランテックス®」を敷き、その上に砂利を敷けば、轍や砂利の沈み込みを抑えて景観維持の手間を省くことができます。透水性があるので水たまりもできにくく、本来の雑草防除の効果も期待できますよ。

「デュポン™ プランテックス®」の構造は、丈夫な繊維が一本一本絡まり合い、熱圧着された不織布です。保管や取り扱いに優れた薄さと軽さながら、破れなどへの耐久性が非常に高く、ハサミやカッターでカットしても、切り口からほつれることはほとんどありません。そのため、使用したい大きさに簡単にカットでき、切り口の処理なども必要なし。誰にとっても扱いやすいのが嬉しいですね。

また、有害な薬物などを含まず、完全燃焼により水と二酸化炭素に分解されるポリプロピレン製。廃棄については、各自治体の条例などに従う必要がありますが、特殊な処理が不必要なのも、一般家庭で使いやすい要因です。

左から68B、125BB、240BB。

「デュポン™ プランテックス®」は、68B、125BB、240BBの全3種。数字は1㎡当たりの繊維の重さを表し、大きいほど厚く丈夫になります。それぞれの規格によって遮光率も異なりますが、最も遮光率が高い240BBならば、99パーセント以上の光を遮断。125BBと240BBは、BlackとBrownのリバーシブルで、シーンに合わせて使い分けができます。チガヤなどの貫通力の強い雑草を防ぐには、厚くて丈夫な240BBがオススメ。本来の雑草対策として利用するほか、シートを下に敷くことで砂利の沈下も防ぐので、駐車場などに使用すれば砂利の補充の手間も減らすことができます。

防草シートの使い方

防草シートを敷く際には、必要な大きさの防草シートのほか、固定用のピンとピン穴や端部処理用の粘着テープが必要です。

防草シートの敷き方は3ステップ。

まず、防草シートを敷設したい場所の雑草を取り除いて整地をします。ここで整地を怠ると、防草シートを敷いた際に表面が凸凹になってしまうので、丁寧に行いましょう。

整地が終了したら、防草シートを広げ、上から角型固定ピンなどを打ち込んで固定します。固定する際のピンの間隔は、50㎝幅程度が目安です。しっかりとピンを打ち込んで固定したら、ピン穴の隙間から雑草が生えてこないよう、ピン穴用の粘着テープなどで穴を隙間なく覆っておきましょう。

防草シートを敷いたら、最後にもうひと手間かけることで耐久性がアップします。防草シートの主な劣化要因は紫外線。砂利やウッドチップなどでマルチングしたり、グラウンドカバープランツを植栽してシート表面を覆うなど、紫外線が直接シートに当たらないようにしましょう。また、飛来した雑草のタネが発芽する可能性もあるので、防草シートを敷いても、除草作業がある程度必要になる場合があります。

防草シートの効果が見込める期間は種類や条件によって差がありますが、ここでご紹介した「デュポン™ プランテックス®」はとても丈夫なため、紫外線を遮ってしまえば半永久的に使用することができます。

一度設置さえしてしまえば、長期間確実に雑草の防除ができる防草シート。雑草対策にお困りの方は、ぜひ一度検討してみてくださいね。

Information

デュポン™ プランテックス®

お問い合わせ/丸和バイオケミカル ユニカス事業部 環境緑地部
TEL:03-5296-2326
http://www.mbc-g.co.jp/product/55.html

Credit

/and garden

協力/丸和バイオケミカル

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