静岡県にあるこちらの住宅。お住まいのお客様は、境界壁のリフォームをご要望でした。この施工例では、リフォームと合わせて植栽と格子を照らし出すライティングも計画。畑を持っているお客様が作業へ向かう入り口にライトを設置し、日が昇る前や夕暮れ時の薄暗いなかでも活動しやすい空間に仕上がりました。常に自然と共に暮らすお客様が、自宅でも樹木を眺めて楽しめるシンプルなガーデンとエクステリアのリフォーム&ライティング。今回は、そのポイントをご紹介していきます。

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樹木を魅せるライティングプラン

写真/タカショー

敷地内からガーデンを眺めてみると、ブラウン系の石材や格子、白い壁などに、植栽がアクセントとして映える、ナチュラルな空間になっています。壁のサイドに設置された格子は、全てを囲いこまずに十分な風と光を通し、雰囲気を崩さず樹木の成長に必要不可欠な要素を取り入れる設計となっています。

LEDのアップライトによってサイドから放たれた広角の光は、樹木のシルエットを格子と石材の壁面に落とし込み、奥行き、空間の立体感を強調。ガーデンでは、突き当たりの高い位置や奥に植えられた大きな樹木を照らすことで、庭を広く見せる効果があります。

また、等間隔に設置された照明で、バランスがとれた空間をつくっています。

格子からもれる幻想的な光

写真/タカショー

ガーデンに設置されたLEDライト。外側から見ると、また違った印象を与えます。

敷地内の樹木をサイドから照らしていた光が、そのまま格子から柔らかく漏れ、電球色の温かな雰囲気も相まって、植栽と光が優しく出迎えてくれるエクステリアになりました。

格子の隙間からちらりと見える樹木の姿は美しく、住人や来訪者を楽しませ、安心感を与えます。デザイン性のある塀にアクセントとして設置されている格子は、外から見ると程よい目隠し効果を発揮します。この事例では、設置された植栽が目隠しの効果をさらに高めています。

シンボルツリーは季節の移ろいを楽しめる落葉広葉樹

写真/タカショー

今回シンボルツリーとして採用されたのは、モクセイ科のアオダモという樹木です。春頃には白いふわふわとした形の花が咲き、きちんと根づけば美しい紅葉が見られます。北海道でも自生するほど寒さに強く、根づけば夏の暑さと乾燥にも強いといわれ、比較的育てやすいので、庭木として人気の高い樹木です。

このアオダモは落ち着いた雰囲気で周りの自然環境とも調和し、電球色のLEDアップライトでライティングをすると、夜間でも格好の目印となります。

 

いかがでしたか。格子を生かして、敷地外・敷地内どちらからも楽しめるように仕上がった今回のリフォーム&ライティングプラン。

皆さんもぜひ参考にしてみてください。

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