6月は植物の生育が勢いを増す季節です。タイミングよく剪定作業をすると、真夏の茂りすぎを防ぎ、その後の成長もよくなります。また、この季節はさまざまな果実の収穫時期。収穫したらすぐに調理や保存作業に取りかからないと、せっかくの実りをダメにしてしまいます。下処理に時間がかかるものが多いので、まとまって時間が取れる日を選んで、季節のお勝手仕事を家族で楽しんでみてはいかがですか。

ベリー、チェリーの収穫

ジューンベリーやブルーベリー、ラズベリーなどが次々に熟して色づく頃です。赤い果実は鳥たちが目ざとく見つけて食べてしまうので、鳥に先をこされないためには、早朝、夜明けとともに庭に出て収穫を。サクランボは雨に弱いので、色づいたらお天気を見ながら収穫するとよいでしょう。

梅は用途によって完熟・未熟を使い分け

梅は、リキュールやシロップにするなら、まだ青い未熟果のうちに収穫しましょう。ジャムや梅干しにするなら、黄色くなった完熟果のほうが向いています。アンズは傷みやすいので、完熟の少し前に収穫して調理します。

アンズのシロップ漬けのつくり方はこちら

らっきょう漬け

らっきょうが収穫どきです。らっきょうは塩水漬けをつくっておくと、甘酢漬けやオリーブオイル漬けなど、その後いろいろにアレンジできます。皮をむくのが少々時間がかかりますが、つくり方はいたって簡単です。

<らっきょうの塩漬け>
材料/らっきょう1kg・粗塩70g

  1. らっきょうを洗って水気を切り、重ならないようにザルに広げて乾かします。
  2. 一粒ずつ滑らかな表面が出るまで薄皮をむきます。
  3. 根と芽を切ります。
  4. ホウロウ容器にらっきょうと塩を入れて、全体になじませます。
  5. 水を3カップ注いで皿などで重しをし、フタをして冷蔵庫へ。1週間後から食べられます。

早咲きのクレマチスの剪定

早咲き〜中間種のクレマチスは、6月が剪定のタイムリミットです。遅咲き種は新梢の剪定の高さで、次の開花までの期間を調節することができます。下から2〜3節残して剪定(強剪定)すると約60日後、花の下1〜2節で剪定すると(弱剪定)約40日後に開花します。2回目も花をたくさん咲かせたいなら強剪定のほうが向いています。また、鉢植えから地植えにするのも剪定後のこのタイミングが適期です。

蒸れ防止にハーブの枝すかし

気温の上昇とともにハーブが急速に生育してきます。梅雨入り前までに一度、枝をすかしてスッキリさせておくと、蒸れずに夏以降も丈夫に育ちます。ローズマリーのような樹木は根元から枝をすかすように数本切ります。ミントやタイムなどは根元を10㎝ほど残してバッサリ切ってOK。これらのハーブは萌芽力が旺盛なので、梅雨明け頃には再び新芽が伸びてきます。剪定枝は料理やバスタイムに使えますし、挿し木にもできます。

梅雨は挿し木のチャンス!

湿気の高い6月は挿し木が最も成功しやすい時期です。種類にもよりますが、中には発根剤を入れた水に枝を入れておくだけで発根してくるものもあります。ゼラニウム、アジサイ、ローズマリー、セージ、ラベンダーなどは根がつきやすいので、ぜひチャレンジを。

ツツジやアジサイの剪定

ツツジやアジサイなどは、花が終わった直後に剪定します。というのも、来年の花芽は早くも夏から秋に形成されるので、その前に剪定しないと翌年の花数に影響が出るからです。夏にボサボサに茂ってしまったからといって、秋になってから樹形を整えようと枝を切ると、花芽まで落としてしまいます。花芽を落とさないタイミングで、剪定しましょう。

クリスマスローズのタネの採取

クリスマスローズのタネのサヤが茶色くなってきます。花首ごと切り取り、中を開いてタネを取り出しましょう。表面がヌルヌルしているので、水洗いしてヌメリを取ってからキッチンペーパーなどでよく水気を切りします。名前が分からなくならないよう名前を記した不織布などに包んで、水はけのよい日陰を選んで約20㎝ほどの深さに埋め、秋のタネ播きの時期まで保存します。

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

Photo & Illustration/1) ann diidik/ 2) Shulevskyy Volodymyr/ 3) okui/ 4) Topmasterchief/ 5) photowind/ 6)Arefyeva Victoria/ 7) PurpleBird/ 8) wdovich33