初夏はバラが最も華やかに咲き誇るガーデニングシーズンの本番です。バラの観光ガーデンやガーデンセンターなどを訪れた際に、魅力的なバラとの出合いも多い時期。バラを買うタイミングがやってきた時に、迷わずよい状態の苗を手に入れるため、押さえておきたい3つのチェックポイントをご紹介します。

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どの苗を選びますか?

バラはきちんと手入れをすれば、長く楽しめる花。せっかく苗を購入するのなら、よい状態の苗を手に入れたいものです。上の写真は、すべて同じ品種のバラ苗です。みなさんなら①、②、③のうち、どの苗を購入しますか?

よい苗を手に入れるためには、次の3つのポイントをチェックすることが大切です。

1.枝数が多く、新芽に勢いのあるもの

まずチェックするべきポイントは、枝数が多く、新芽に勢いがあるかどうか。当たり前のことのようですが、初夏にバラを買う場合、つい美しい花が咲いている苗に目がいきがちです。株の状態をしっかりと確認して、よりよい苗を手に入れるように心がけましょう。

2.傷がないもの

写真のバラ苗は、接ぎ口の部分に大きな傷があります。このような苗は、生育に影響が出る可能性があるので避け、傷がなく、健康なバラを購入します。また、接ぎ口に枯れこみがなく、しっかりとくっついているのも大切なポイント。

3.病害虫の被害が出ていないもの

バラの代表的な病気がうどん粉病(左)や黒星病(右)。うどん粉病は葉に白く粉が吹いたようになり、黒点病は葉に斑点が出て黄変し、やがて葉が落ちます。このような症状が出ている株は避けましょう。ほかに、白い粒のように見えるカイガラムシが枝に付着していることなどもあるので、害虫が生息していないかもよく点検します。病害虫を持った苗を家に持ち帰ってしまうと、その株のみならず、ほかの株にも蔓延し、大きな被害が出る可能性もあります。

*日当たりの悪い場所に置かれていた苗の場合、葉が数枚黄変していることがあります。黄変した葉に斑点が無ければ、黒星病ではないので、購入しても構いません。

苗を選ぶ時には、株の内部まで忘れずに確認を。傷があったり、枝の裏側などにカイガラムシが付着している場合もあります。

さて、今までご紹介したポイントから考えると、最初の写真で選ぶべき苗が見えてきます。3苗ともに大きな傷はなく、黒星病も発症していませんでしたが、枝数や新芽の勢いには差がありました。つまり、購入すべき苗は、最も枝数が多く、芽が勢いよく伸びている③の苗です。

Credit

写真/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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