ガーデニングをしてみたいけど、何から始めていいか迷っている人に、まずは「野外ですると楽しいことって何だろう」から考えてみませんか? 外に出てガーデンで過ごしてみると、芝生を植えてみたくなったり、ベンチを置いてみたくなったりと、「次のやってみよう!」へと興味が派生して、気がつけば自分らしい庭になっています。毎日が楽しくなる、庭で過ごす時間のヒントを7つご紹介します。

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裸足で歩く

靴生活に慣れて、裸足の感覚を忘れた大人たちに密かな人気の「芝生の上を裸足で歩く」こと。もちろん場所によっては公園でも体験できますが、わざわざ出向かずに、いつでもその感触を安全に気軽に楽しめるのは、我が家の庭が一番。寝ころがってお昼寝も究極のリラックスタイムになります。まずは芝生を一角にでも植えるところからガーデニングをスタートしましょう。

定期的に伸びた芝を刈るのも、草の香りと無心の作業時間に癒されますよ。

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子どもの遊び場

子どもを持つ家庭では、空いた敷地があったら、まずは子どもの遊び場として芝生の広場をつくるというケースが多く聞かれます。たとえ遊具がなくたって、大地があれば子どもは自分なりの遊びを発見していくもの。砂遊びをはじめ、土を掘って水を入れたり、石を見つけて並べたり、アリの行く先を辿ったりと、大人が思いもかけない自発的な遊びをつくっていくことでしょう。

公園では制約があってできない遊びを、時間を忘れて思う存分にする時間を持つことは、子どもにとっても、家族にとってもよい思い出になります。

そしてぜひ、小さなスペースであっても、季節の花を咲かせてください。「あの時はチューリップが咲いていたから春の出来事だったのね」、と季節の花を見るたびに、子どもと過ごした瞬間が思い出されますよ。

スポーツの練習場

子どものスポーツの練習場として、野球のピッチングの的を壁面に描いたり、サッカーやバスケットのゴールを用意すれば、自主トレも思う存分できますね。犬がリードをつけずに走り回れるドッグランも庭につくれます。

パパにはゴルフの練習場として、ママにはリラックスしてヨガやフラダンス、エクササイズをする場所として芝生のスペースをつくるのも1つのアイデアです。

家族が庭で過ごす時間が増えたら、「休憩タイムに座ってお茶を飲める場所があるといいかも」など、もっと過ごしやすくするために必要なものを思いつくものです。休憩スペースをつくるなら、日差しを避けられると、よりくつろげますね。まずは試しにパラソルを置こうか、いっそパーゴラのあるテラスをつくって、簡単な食事が取れる場所にしてみようかなど、その家ごとに必要なものが見えてきます。ゆっくり、少しずつ心地よく過ごせる場所づくりをしていけば、そこはいつか家族みんなの庭になります。

季節の花を育てる

フラワーアレンジや生け花、押し花、ドライフラワーづくり、アロマテラピーなど、花がある生活や趣味を楽しんでいる人は、ぜひ庭に花を咲かせてください。ご自身で育てた花を使えば、思いがけない発見や喜びが待っていますよ。うまく咲かせることができなかったとしても、それも勉強の一つ。

お店に売っている切り花とガーデンで咲く花とは、フォルムや花色、形が少し違うことを知ったり、自然に任せると、本来はいつ咲く花なのかも分かることでしょう。また、タネや苗で花を咲かせると、切り花よりもリーズナブルに花材が揃い、栽培する過程が作品づくりの刺激にもなります。また、庭は完成した作品を撮影するのにもピッタリ。

ほかにも、花の姿を描いたり、刺繍の図案にするなど、庭で花を咲かせると趣味が広がっていきます。最近ちょっと趣味がマンネリ気味だなと感じているなら、花栽培にチャレンジしてみませんか?

旬の野菜や果物を育てる

スーパーでは一年中、形がよくて美味しい野菜や果物が手に入るので、わざわざ家で育てなくてもと思うかもしれません。でも、スーパーで売っている野菜の種類は限られている場合が多く、もっと味が濃い枝豆や、煮るとトロトロになるナス、苦味が少ないゴーヤなど、家で育てたからこそ味わえる野菜も数多くあります。ガーデンセンターや園芸店では、野菜苗も育てどきに合わせて、季節ごとに種類が入れ替わるので、まずはお店にどんな苗があるのか一度見に行ってみましょう。家庭菜園で育てやすいように改良された、種苗会社イチ押しの苗が並んでいますよ。

初心者さんが家庭菜園をスタートするなら、5月の連休がベストシーズン。トマトやナス、キュウリ、ゴーヤ、ハーブ類など、初夏から秋にかけて収穫できる種類がバリエーション多く並ぶ植えどきです。夏になると苗は大きく育ち、収穫ができる時期。ちょうど子どもたちの夏休みにもなるので、水やりや採りどきチェックなどのお手伝いをしてもらいましょう。苗を植えてから実るまで成長を見守り、食卓に並ぶまでは時間がかかりますが、その過程は新鮮な経験で大切な思い出になります。初めて自分の手で育てた野菜の味、楽しんでください。

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野鳥や昆虫観察

野鳥や昆虫は、山や森や公園に限って生息しているのではなく、住宅街の小さな庭にも季節になればやってきます。木を植え、植物を育てていたら、いつからか鳥がやって来たり、蝶が舞う景色にハッとして、「自分の庭も自然の一部なんだなぁ」と驚かされることでしょう。

鳥を呼ぶならば、花の蜜を求めてやって来る花木を植えたり、バードハウスやバードフィーダー、バードバスなどの、巣箱・餌場・水飲み場を設けてあげましょう。植物には、蝶や蜂などが好む種類もあります。子ども時代に昆虫観察が好きだったことを思い出し、庭にカエルやトンボが育つ小さな池をつくって、観察記録をブログにアップすることがライフワークになっているという人もいます。

野鳥や昆虫を呼ぶ庭づくりには、無農薬栽培を心がけたいですね。

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外で料理をする

アウトドアクッキングは、七輪などを使う簡易的なものから、ピザ窯や屋外キッチン、ファイヤーピットなどをプロに施工してもらう本格的なものまで、バリエーションがあります。

サンマや焼き鳥など、食べ慣れたものを炭火で焼いてみましょう。台所のコンロで焼いた味とは違ううえ、外という開放的な場所でいただくと、不思議と味もランクアップ。庭でできる調理法には、BBQなどの網焼きのほか、ベーコンなどの燻製も。またダッチオーブンでパンを焼いたり、カマドでご飯を炊いたり……。案外男性がアウトドアクッキングにハマって、週末はママの休憩時間が増えたなんていう例も。

コンロが傾かないようにデコボコの地面を整えたり、道具置き場を設けたりしているうちに、無理のない体勢で器具が洗える立水栓が欲しくなったりもします。少しずつ使いやすい庭へと変えていきましょう。住宅街の庭では、近隣への煙を配慮して、煙の出にくい炭や無煙タイプのバーベキューコンロを使うとよいでしょう。また、予定を一声かけたり、お誘い・おすそ分けなどのちょっとしたコミュニケーションも円満の秘訣。

庭で過ごす楽しい時間のヒントが見つかったら、まずは一つ実践してください。暮らしがきっと変わりますよ。

Credit

文/3and garden
ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。

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