花々の甘く豊かな香りは、季節限定のお楽しみ。とはいえ、咲いている期間が短い花は、ほんのひと時の間しかその香りを楽しむことができません。「もっと長く花が咲いていたらいいのに…」と、思ったことはありませんか?
そんなときに活躍するのが『チンキ』と呼ばれるハーブの保存方法です。今回は、かぐわしい花の代表格、秋に甘い香りを漂わせるキンモクセイのチンキの使い方・活用方法をご紹介します。

この記事では、キンモクセイのチンキの活用方法をご紹介します。ハーブチンキのつくり方やキンモクセイの特徴を紹介した『秋に花咲くキンモクセイの意外な効用―収穫してハーブチンキをつくろうー』も、ぜひご覧ください。

キンモクセイのチンキを、日々の掃除に使おう

せっかく作ったキンモクセイのハーブチンキ、生活の中にいろいろ取り入れていきたいですよね!

まずは、日々の掃除に♪

雑巾をしぼる水の中に、キンモクセイのチンキを適量入れて、拭き掃除に使ってみましょう。もともと純度の高いアルコールですから、殺菌消毒にもなります。ニオイが気になる場所や、トイレ掃除にもオススメです。チンキの濃度は、お好みで調整してくださいね。

キンモクセイのチンキを、飲んでみよう

チンキは飲むこともできます。

紅茶や烏龍茶を通常通りに淹れた後、キンモクセイのチンキを数滴落としていただきましょう。ほんのりキンモクセイが香り、いつものティータイムが、ちょっと違った雰囲気になりますよ。キンモクセイには抗炎症作用もありますので、風邪気味でのどが痛い時などに飲むと、症状緩和に役立ちます。

また、日々の風邪予防として、コップの水にチンキを数滴垂らしてうがいをするのもオススメです。

*お酒に弱い人は、アルコール分を完全に飛ばしてからお飲みください。

キンモクセイのチンキで、ルームフレグランスを作ろう

キンモクセイの香りが大好きな方にぜひつくっていただきたいのが、「ルームフレグランス」。お部屋で気軽にキンモクセイの香りを楽しめるスプレーです。このルームフレグランスの材料は、非常にシンプル。合成香料や薬品などは使っていないため、身体の負担にもなりません。キンモクセイの香り成分には鎮静作用があり、気持ちを落ち着かせてくれますので、リラックスしたい時や夜寝る前に使うと効果的です。

また、ルームフレグランスとしてだけではなく、髪の香りづけや、寝ぐせ直しとしても使えますよ。ぜひお試しくださいね♪

<材料>

チンキ 20㎖

精製水 80㎖

スプレー容器 100㎖用
*ドラッグストアで購入可能(1本150円前後)

<つくり方>

チンキと精製水を容器に入れて、よく混ぜて完成!

保存料などが入っていないため、つくったら2週間ほどで使い切りましょう。

香りが強すぎないか心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、合成香料と違って、ほんのり香る程度です。もし香りが強いと感じる場合には、チンキの量を減らす・精製水の量を増やすなど、お好みの割合に調整して使ってくださいね。

<注意点>

ハーブは薬ではありません。健康状態が気になる方は医師にご相談ください。また、紹介したレシピの作用や反応には、個人差がございます。ご利用の際には、身体に合うかどうかパッチテストを行い、違和感がある場合にはすぐ使用を中止するなど、ご自身で責任を持ってお試しいただくようお願いします。チンキにはアルコールを使用しているため、子どもの口に入らないようご注意ください。

Credit

写真&文/堀 久恵(ほり ひさえ)

花音-kanon- 代表、ガーデンセラピーナビゲーター。
生花店勤務を経て、ガーデンデザイン・ハーブ・アロマセラピー等を学び、起業。植物のある暮らしを通じて、病気になりにくい身体を作り健康寿命を延ばすことを目指した「ガーデンセラピー」に特化した講座の企画運営と庭作りを得意とする。植物に囲まれ、日々ガーデンセラピーを実践中。埼玉県熊谷市在住。

https://kanongreen.com/