動物のための自然療法を学ぶ海野美規さんは、愛犬のためにドッグフードを手づくりしています。面倒くさそう? いえいえ、ヒトのごはんの材料を少し取り分けて味つけを変えるだけなので、とても簡単です。寒い日が続いた2018年の冬、海野さんは愛犬用のお鍋もつくって一緒にポカポカ温まっているそうですよ。愛犬のためのヘルシーな「鶏団子鍋」をご紹介します。

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この冬は寒い日が続きましたね。我が家では、お鍋の日が今年は多かったような。お鍋の時は、野菜やキノコなどたくさん用意しますので、あん(柴犬)のご飯も野菜たっぷりの鶏団子のメニューにします。

哺乳類は冬になると太りやすくなるといわれています。脂肪分を蓄えようとすることや、冷えることから代謝が悪くなる、運動量が減る、などいろいろな要因が考えられます。その点からも、鶏肉だとヘルシーですし、野菜・キノコで量を増して、タマゴを入れることでふわふわ柔らかなお団子にすると、お肉は少なくても満腹感が味わえて肥満防止に効果があるかなと思います。

また、犬のご飯も温かいものにすることはとても大切です。

犬は口の中で咀嚼することなく食べます。冷たいものをたいして噛まずそのまま胃に運んでしまうと、消化不良を起こしやすくなってしまいます。温かい食べ物は胃腸の機能を助けて食べ物を消化・吸収しやすくし、体を温めて血行をよくするという効果があるそうです。

温かい食事の重要性は、ヒトも犬も同じ。冷えは万病の元でもあります。

まだまだ寒い季節、飼い主も愛犬も温かくなる鶏団子鍋でポカポカ元気に過ごしましょう。

<材料>

・鶏ひき肉(もも)
・しめじ
・白菜
・小かぶ
・ニンジン
・タマゴ

など

野菜・キノコは小さめにカットします。

ニンジンを団子に入れる場合は、柔らかく茹でておきます。その他の野菜はそのまま使います。

ブロッコリーやキャベツなど、野菜・キノコはどんなものでも大丈夫ですが、犬は玉ねぎやネギを食べると中毒を起こすので絶対に使わないようにします

小かぶは、アミラーゼを含んでいて、これはでんぷんの消化酵素として働き、胃もたれや胸やけを解消する働きや整腸効果 があります。柔らかく煮ると、とろとろになってより食べやすくなるせいか、あんはとても好んで食べます。

<つくり方>

  1. カットした野菜・キノコの半分~3分の2ほどを鶏ひき肉と混ぜます。
  2. タマゴを入れてよく混ぜます。
  3. 半分の量をあん用にして、塩・こしょうはしないようにします。残りの半分の方はヒト用に塩・こしょうで味を整えてお鍋に投入します。
  1. あん(犬)の方は、残しておいた白菜、ニンジン、小かぶと水を、小鍋に入れて火にかけます。鶏団子のタネを小さなボールにして入れます。
  2. 時々アクを取りながら、コトコトゆっくり煮込んだらできあがり。

味付けは何もしません。香りづけ程度に、お醤油をほんの数滴入れてもよいかもしれません。

あんは、この時期はとても食欲があります。よく食べて、便通もよく、元気に過ごしています。もともと寒さに強い柴犬には、このくらいの気候がちょうどよいのかもしれません。

ついつい食べすぎてしまう時は、この満腹鶏団子鍋はぴったりなメニューです。

Credit

写真&文/海野美規(Unno Miki)

フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。http://petitsalonmilou.net

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