数ある植物の中から今、注目の植物をピックアップするシリーズ「Now blooming」。今回は世界一のガーデンショー、英国のチェルシー・フラワー・ショーでベスト1に輝いた「ハイブリッド・ジギタリス」をご紹介。近年、日本でも苗が入手できるようなり、早くも売り切れ続出、流行の兆しを見せています。

Print Friendly, PDF & Email
赤とオレンジの配色が美しいハイブリッド・ジギタリス。バラと素敵な組み合わせの個人邸の庭。
赤とオレンジの配色が美しいハイブリッド・ジギタリス。バラと素敵な組み合わせの個人邸の庭。

 

世界一のガーデンショー、英国のチェルシー・フラワー・ショーのプランツ・アワードでベスト1に輝いた「ハイブリッド・ジギタリス」。2012年の受賞以来、日本での販売が期待されていた花が近年、日本でも入手できるようなっています。「ハイブリッド・ジギタリス」はガーデンの定番花、ジギタリスに別の花を掛け合わせて生まれた新しい花で、見た目のインパクトに加え、生育特性に素晴らしい要素をいくつも持ち合わせた夢のような花です。

魅力その①夏の暑さに強い!

これまでのジギタリスは暑さに弱く、日本では夏越しが難しいため一年草や二年草として扱われていましたが、ハイブリッドは植えっぱなしで何年も楽しむことができます。

魅力その②分枝して次々に花を咲かせる!

普通のジギタリスは主軸となる太い茎を根元から2〜3本立ち上がらせ、それぞれに花を咲かせます。一方、ハイブリッド種は主軸の途中からも何本かに枝分かれし、その先に2番花、3番花と次々に咲かせるため、花の期間がとても長いのが特徴です。

魅力その③常緑!

植物は種子をつけるとともに本体が枯れていくライフサイクルを持っていますが、ハイブリッド種は種子ができないので、ずっと枯れずに緑のままです。ただし、熱帯地域の植物との交配種なので、寒さの厳しい地域では掘り上げた方がよいかもしれません。

ここまでのハイブリッド・ジギタリスの写真は、鳥取県の面谷ひとみさんが手入れをする庭です。「バラに合わせてたくさんのジギタリスを植えています。従来のジギタリスも好きで何株も植えていますが、ハイブリッド・ジギタリスはより丈夫で、花の期間も長いので驚いています。春先の花がいったん終わった後にも新葉がどんどん出てきて繰り返し、繰り返し、花を咲かせてくれます」(面谷さん)。

普通のジギタリス。こちらも可愛い花ですね。
普通のジギタリス。こちらも可愛い花ですね。
Print Friendly, PDF & Email